ニュース

ホーム企業情報ニュース書籍『GPT時代の企業革新―AIと共に挑む企業活動のパラダイムシフト―』を発刊

書籍『GPT時代の企業革新―AIと共に挑む企業活動のパラダイムシフト―』を発刊

2025年05月27日 お知らせ

Ridgelinez株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:森光威文、以下Ridgelinez)は、書籍『GPT時代の企業革新―AIと共に挑む企業活動のパラダイムシフト―』を2025年5月27日に発刊しました。

本書は、GPT(Generative Pre-trained Transformer)(※)の技術的本質とそのインパクトを読み解きながら、「人間とAIの共進化」を前提とした未来の企業像と変革の具体的な道筋を提示する一冊です。経営層から現場リーダー、AI戦略担当者まで、GPT時代の企業変革に本気で向き合うすべてのビジネスパーソンに向けた実践的な知見が盛り込まれています。

 

本書の目次と内容

第1章 技術発展と社会・ビジネスの変革

技術進展が人間社会や企業活動に与えたインパクトを解説し、GPTがいかにして従来型AIの限界を打ち破ったかを読み解きつつ、AI活用の本質とこれからの変革に必要な「意識のアップデート」について言及します。

第2章 GPTによる技術革新

自然言語処理をはじめとした処理能力やコード生成能力など、GPTが備える高度な知的能力を整理します。そのうえで、汎用モデルが引き起こす産業構造の再定義の必要性と、社会に求められる対応を提示します。

第3章 AIが業務、そして人間の役割を変える

GPTが組織に導入された際に、業務プロセスやチーム構成、役割分担がどのように変容するかを具体的に描き、AIと人間の共創による未来の職場像を考察します。

第4章 人間は何を担うのか

AIとの協働における人間の判断力や倫理的責任について述べたうえで、「AIを使いこなす」「AIを鍛える」「AIと共存する」という視点から、新たな職業像や仕事の領域、価値の生み出し方を提案します。

第5章 ビジネス変革への道筋 ――ビジネス競争環境が変革を促す

GPT導入は業界構造そのものを揺るがすインパクトを持ちます。技術起点で競争力を強化する発想やディスラプションへの備え、長期的なAI基盤構築の重要性を論じ、経営視点での意識変革の必要性について述べます。

第6章 デジタルエンタープライズ

GPT時代の企業像として提唱する「デジタルエンタープライズ」。人間とシステムの協働による知識創造を軸に、デジタルエンタープライズが備えるべき構造、文化、データ・ナレッジ活用、ガバナンス、セキュリティといった要素を包括的に解説します。

第7章 デジタルエンタープライズへの道

AI基盤整備、データマネジメントのアップデート、アーキテクチャ設計、推進体制など、デジタルエンタープライズ実現への変革を段階的に整理し、企業の中核にAIを据えるための「実装の方法論」を提示します。

第8章 未来に向けて

「すべての仕事が変わる」という前提の下、GPTが人間と企業に何を問いかけているのかを総括します。変化に抵抗するのではなく、自ら変革を起こす側に立つ――そのために必要な覚悟と戦略について、読者一人ひとりに問いかけます。

 

<特別寄稿・視点(Perspective)>

特別寄稿:野中郁次郎(⼀橋⼤学名誉教授)「二項動態が人間とAIの共進化を強化する」
Perspective:富士通株式会社 人工知能研究所 所長 園田俊浩氏「企業特化型AIの実装に向けて」
Perspective:日産自動車株式会社 デジタルトランスフォーメーション推進本部 部長 蓬澤健一氏「業務効率化のその先を目指して」

 

<付録 AI活用の具体展開と実装指針>

付録1:GPT活用のユースケースモデルと発展経路
付録2:バリューチェーンにおけるAI適用のユースケース一覧

 

出版概要

 

著者紹介

野村昌弘 上席執行役員Partner/Business Science Practice Leader
流通業、製造業におけるSCM改革、業務改革、IT戦略コンサルティングを多数手がける。富士通の経営戦略室にて経営戦略策定業務に従事。主として事業戦略立案、成長戦略立案業務を担当。近年はBusiness Science Practice Leaderとして、生成AIの活用をはじめとするデータ活用型企業への変革に向けた多数のプロジェクトを推進している。

高橋敏樹 Director
金融業、製造業、流通業を中心に、データ活用を起点とした営業戦略、マーケティング戦略、業務効率化などのコンサルティングサービスを得意領域として活動。近年では生成AIを含むAIを活用したDXプロジェクトを数多く手掛ける。外資系コンサルティング アソシエイト・パートナー、外資系スタートアップ Country Managerを経て現職。

中村一仁 Senior Manager
ソフトウェア工学博士/技術士(情報工学部門)。富士通の共通技術部門にて、主にシステム企画から要件定義までの上流工程技術・手法の開発に従事。近年は、Ridgelinezにて、専門とするEA(Enterprise Architecture)手法を活用した、製造業を中心とする日本企業向けDX&IT企画コンサルティングを多数手がける。

佐藤文孝 Manager
素粒子物理学の研究員、外資系コンサルファームを経て現職。業種を問わないデータ活用視点によるプロジェクトに多数従事。製造現場における数値解析による品質予測、数理最適化による計画業務の自動化、自然言語処理に代表されるAI技術活用など、技術領域を問わないデータ活用知見を有する。 近年では生成AIプロジェクトを数多く担当。

 

※所属・役職は掲載時点のものです。


 

注釈

※GPT: GPTとは、トランスフォーマー・ディープラーニング・アーキテクチャを基盤とした大規模言語モデル(LLM)の一種です。 GPTはOpenAIが開発し、これらの基盤モデルはChatGPTの他、様々な生成AIアプリケーションを支えており、生成AI モデル全般を示す位置付けとなっています。本書では、特に区別を必要としない場合は「GPT」と表記しています。

 

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

 

Ridgelinez株式会社について

Ridgelinezは戦略から実行までを支援する総合プロフェッショナルファームです。ストラテジー、デザイン、テクノロジーをクリエイティブに融合させ、クライアントの経営課題解決に伴走します。金融、製造、通信、運輸、リテールなど多岐にわたる業界で、デジタルテクノロジーを通じて変革を加速し、End to Endのコンサルティングサービスを提供します。Ridgelinezは変革の中核となる「人」を起点にした独自の先見力によって、チェンジリーダーと共に持続的な未来を創造するパートナーとして社会に貢献します。

 

本件に関するお問い合わせ

Ridgelinez株式会社
Business Science Practice 野村
https://www.ridgelinez.com/contact/form/service/