Leadership
Interview
リーダーシップインタビュー

ホーム採用トップキャリア採用 Leadership Interview 森光 威文 代表取締役社長 CEO

「人起点」の変革を目指しRidgelinezの成長の当事者として共に歩みましょう

「人起点」の変革を目指しRidgelinezの成長の当事者として共に歩みましょう

森光 威文Takefumi Morimitsu代表取締役社長 CEO

コンサルティングは現在の日本社会において貴重な成長業種

私は大学卒業後に外資系コンサルティングファームで約25年間勤務していましたが、日本における当時のコンサルティング業界は現在と隔世の感があります。必ずしもポジティブな捉え方をされない時代が長く続いて、主なクライアントも外資系企業の日本支社でしたが、近年は多くの日本企業に有力なパートナーとして考えていただけるようになってきました。企業も意識を変えないとやっていけない時代ということでしょう。デジタルシフト、東証の市場改革、人的資本経営などマクロなトレンドには抗えないものがあり、抜本的な改善で生産性を上げていくことが大命題になっています。現在の企業にとって、大きな転換期を迎えている社会への適応が急務であり、社会問題=経営課題とも言える状況下では、今までの延長線上で事業を続けていても先細りになるのは誰が見ても明らかです。
そうなると非連続なこと、つまり変革を行わないといけないわけですが、どういうやり方で、どういうスピードで変わるべきか、企業にはその経験がなく、推進できる人材もいないというのが実情だと思います。

そういった時代環境において、経営コンサルティング、戦略コンサルティングが必要とされ、企業を支援するパートナーとして求められるようになってきた。コンサルティング業界は今、日本で貴重な成長業界であることは間違いありません。Ridgelinezは2020年にスタートしたばかりのコンサルティングファームで、現在500人超の社員が所属しており、堅調に成長してきました。もちろん今後も拡大していきます。

チャレンジできる環境とPractice制度の強化

特にこの記事をお読みいただいている方に申し上げたいのが、Ridgelinezはまさにこれから成長していく会社なので、一人ひとりにその成長の当事者になるチャンスがあるということです。私は、Ridgelinezはまだベンチャー企業だと考えています。ファームの運営や組織のあり方、外部との連携など、いろいろなことにオープンであり、新しいことを積極的に取り入れていきたいので、自分がやりたいこと、新しい考え方やアイデアを持っている人には活躍できるフィールドが大きいと思います。

Ridgelinezの大きな強みの1つは、従来の縦割り型組織ではなく、特定の専門領域ごとに編成された12のPractice(※)が主体となって活動していることです。また、Practice間の壁も低く、業界ごとに特化したIndustry Group(業界特化型のPractice群)のコンサルタントだけでなく、適切なケイパビリティを持つCompetency Group(ビジネステーマ別のPractice群)やTechnology Groupのコンサルタントがワンチームとして協働することができ、クライアントの課題や改善ポイントをより深く議論したうえで、実装までスピーディーに一貫して対応することが可能です。さらに、Competency Groupには組織・人事領域を担うPeople Transformation(PX)というPracticeもあるので、クライアント企業の内部におけるケイパビリティ育成を支援しながら、「変革」にしっかりと伴走できる点も特長です。このような体制は、他社ではなかなか実現できないものだと思います。今後もPractice同士が切磋琢磨しながら、それぞれの専門性を高め合い、組織全体を強くしていきたいと考えています。

※ Practiceとは:専門領域(業界・ビジネステーマ・技術)ごとに組成されるプロフェッショナルコミュニティのことで、従来の組織体よりも組織間の壁が低いことが特徴です。したがって、業務内容が限定されることがなく、様々なテーマのプロジェクトに携わることができ、Practice間のコラボレーションもしやすく、柔軟な仕事の進め方が可能となっています。また、RidgelinezではPrimaryとSecondaryという形で2つまでPracticeを選択することができ、自分自身がオーナーシップを持ったキャリア形成を支援しています。

データが示す「人起点の変革」の伴走

NPS(ネットプロモータースコア)という顧客満足度を測定する指標があり、私は以前別のファームでその啓蒙・普及に携わっていたのですが、Ridgelinezは大変優秀なスコアを獲得しています。スコアだけでなくお客様の推奨コメントを分析すると、多く出てくるのが「変革」「伴走」というキーワードです。私たちは人を起点にすべての変革を発想するという「人起点の変革」アプローチでトランスフォーメーションの伴走者たることを実践してきましたので、お客様にそのように認知していただけたのは大変心強いデータです。またそれを実現するために構築したPractice制度も機能しているという証だと認識しています。

富士通グループという優位性

富士通グループの一員であることもRidgelinezの強みです。Ridgelinezの知名度はまだ発展途上ではありますが、富士通の名の下でマーケットやお客様から寄せられる信頼はとても大きいと思います。また、広範な顧客基盤やネットワークも、他社にはない圧倒的な強みであり、今後のさらなる成長に向けた大きなポテンシャルでもあります。一方で、私たちが重視しているのは、独立性、中立性、そしてクライアントファーストであることです。Ridgelinezは「富士通のコンサルティング会社」という位置づけではなく、創業当初から富士通と一定の距離感を保ちながらサービスを提供してきました。
実際、創業時は富士通グループ出身者が約9割を占めていましたが、現在は外部からの多様な人材が7割以上を占めるまでに変化しています。

変革に必要なのは異質な能力との掛け算

Ridgelinezは先ほどもお話ししたPractice制度を取っていて、これまでの採用実績からすると自分が参画したいPracticeを選択して入社される方がほとんどです。この自身で選択できるという点はどういうキャリアを志向していきたいのかを明確に考えている人にとっては非常に魅力的だと思います。一方でプロジェクトはPractice横断で取り組むことが多いため、様々な能力や技能を持つ人、自分とは異なる専門性に長けた人と一緒に仕事ができる。Practice Leaderたちとの距離が近く、フランクにコミュニケーションが取れることも良い環境です。まだ若いファームで現在の規模だからこそ、可能なチャンスがあると思います。私自身がゼネラリストで様々な仕事をしてきた経験からすると、20代くらいに持っている興味はビジネスに携わる中で変わってきますので、自分の関心分野だけでなく、いろいろな仕事をやってみた方がいいという思いもあります。Ridgelinezには、そういうチャレンジができる環境と文化も揃っていると思います。

今、企業や社会に求められる変革がどのようにして起こせるかというと、それは全くの発明によるものではなく、異質な能力、異なる経験や視点を持った人たち、それぞれの個性の掛け算、工夫の組み合わせが絶対に必要です。採用のキャッチフレーズ<個性の融合は、強さだ。>にはそのような意味が込められています。自分の得意な分野でこれまでこうやってきたからという考えだけでは駄目で、自分の考えだけではなく、仲間の知見やアイデアも積極的に取り入れられる人であってほしい。
「人起点の変革」というアプローチは、一緒にお客様自身にも動いてもらえないとバリューを十分に出せないのです。かっこいいスタイルのプレゼンをしてそれで終わりということはありえません。クライアントごとに、1つひとつの案件ごとに、ゼロベースで合目的的に考え、行動することが重要だと私は考えています。