High Technology Industry & Innovation

Web3支援コンサルティング
メタコミュニケーション®サービス
新たな価値交換の仕組みであるWeb3と、バーチャル空間と現実空間をつなぐメタコミュニケーション®により行動変容と価値観共有の2軸から、企業のビジョン策定・実現を支援します。

時代背景
メタバース活用の広がり

電信・電話からスマートフォン、インターネット、リモート会議システムといったように、コミュニケーションツールは絶えず進化を続けてきました。昨今のインターネットコミュニケーションのなかで大いに注目されているものは「メタバース」でしょう。ネットが作り出すバーチャル空間における新たなコミュニケーション・ツールとして、広く利用されるようになってきています。

現状ではまだエンターテインメント業界やゲーム業界においてのみの利用にとどまっていることが多い「メタバース」ですが、今後は、様々な分野での活用・浸透が見込まれています。企業での顧客体験や、「メタバース」よる就労・学習など、生活の一部がメタバースによって営まれるようになるのは、もう時間の問題かもしれません。

メタバース

バーチャル空間にとどまらない、
私たちの考えるメタバースの領域

「メタバース」の定義については「メタバース=バーチャル空間」という理解が一定程度、定着しているようです。現在はまだ「メタバース」の“黎明期” というべきですが、バーチャル空間を活用したリモート学習・リモートワークの一般化もあり、都市における人流は明らかに変化しています。例えば、人流の変化は、鉄道などの社会インフラや、不動産の商品企画などに影響を与え始めています。すでにバーチャル空間と現実空間の「ヒト」「モノ」「コト」が相互に影響を与え始めているのです。

私たちは、上記のような相互変容の舞台となる、バーチャル空間と現実空間が折り重なる空間が存在し、そこで発生するコミュニケーションを「メタコミュニケーション®」と呼んでいます。私たちは、この現実空間とバーチャル空間の双方に渡るメタコミュニケーション®の領域を対象領域としています。

メタバース

あらゆる関係構築のベースとなる
メタコミュニケーション®

メタバース

コミュニケーションを橋渡しする映像や音声を、単に高精細、高音質にしたところで、相手の「ヒト」「モノ」「コト」への「認識」や「感情」まで共有することは難しいでしょう。脳科学、データアナリティクス、ブロックチェーン、空間コンピューティング、現実空間/バーチャル空間におけるコミュニケーションスペースデザインなどを適宜組み合わせることで、「情報」の送受信のみならず、相手の認識や感情まで共有する「メタコミュニケーション®」が可能になると考えています。「メタコミニケーション®」は、個と個の関係によって成立する新しいコミュニティを推進していきます。それはやがて、一人ひとりが欠かせない要素となるフラットな組織を形成していくはずです。

メタバース※「メタコミュニケーション」はRidgelinez株式会社の登録商標です

メタバースの展望・未来

メタバース

  • コミュニケーションの拡張
    Cognitive Science /
    Human Computer Interaction

    五感を使ったコミュニケーション/非言語コミュニケーション
    言葉や文章だけでなく、空間、香り、音、触覚等を共有することで、よりリアルな体験が可能になるだけでなく、自身の「ヒト」「モノ」「コト」に対する「認識」・「感情」まで表現し、共有することが可能になると考えています。
  • ヒトやモノとの自然な出会い
    Data Analytics /
    Block Chain /
    Urban Design

    自然な出会いをもとにしたコミュニティ形成
    自身の認識や感情をメタコミュニケーション®により共有し、相互理解を深化させることで、自らの選択による「ヒト」「モノ」「コト」との、より自然な出会いが可能になります。メタバースについても、このような出会いの舞台となり、主体性を持つ多様なコミュニティが形成されると考えられます。
    個人情報の管理
    認識や感情までもリアルに伝わる「メタバース」において、個人にまつわる機微情報については、より慎重な取り扱いが必要になります。ブロックチェーンをベースに、個人が所有・管理することも必要になるかもしれません。
  • 価値交換の新たな仕組み
    Data Analytics /
    Block Chain /
    Urban Design

    「スキル」「モノ」「コト」の直接交換による経済の実現
    スキル、経験、作品などを所有している人と、それを必要としている人の間で、トークンを介した交換が一般化していくことでしょう。
    多様な価値交換の場の実現
    メタコミュニケーション®を介して、多様な人との出会い、知識やスキルの共有や交換など、さまざまな共創が可能になります。新たなサービス、プロダクトが従来の枠組みにとらわれることなく生み出されていくはずです。

提供サービス

「メタバース事業開発支援サービス」のサービスメニューを「Web3支援コンサルティング」と「メタコミュニケーション®サービス」に特化します。新たな価値交換の仕組みであるWeb3と、バーチャル空間と現実空間をつなぐメタコミュニケーション®に特化することにより、行動変容と価値観共有の2軸からのアプローチで、企業のビジョン策定・実現を支援します。

  • Web3支援コンサルティング
    ~ブロックチェーンやDAOをベースにした新しいエコシステムの構築支援~

    Web3支援コンサルティングでは、ブロックチェーンを中核技術に据え、Web3への取組みの構想策定から体制構築、実装に向けた実証実験までを支援します。ブロックチェーンのもつ分散性や直接性などの特長を活かし、環境エネルギー、製造、インフラ、流通、まちづくり、エンタープライズ運営、決済、エンタメなど多様な領域におけるエコシステムやサービス構築を支援します。
    特にRidgelinez独自の、ブロックチェーンコインに画像や音声、テキストコンテンツを付加したビジュアルコイン(特許出願中)により、決済とエンタメの融合によるユニークなトークンエコノミーの実証実験が可能です。クライアントの事業のトライアルと実践をアジャイルに行うことで、トークンを活用した事業開発を支援します。

    主なサービスメニュー

    • ビジュアルコインプラットフォーム開発
    • 多様な価値を交換する基盤の提供(個人や企業の関心、環境価値、NFT(Non Fungible Token:非代替性トークン)ポイント、チケット、地域通貨、企業通貨など)
    • Web3 による透明性のある情報共有、意思決定、知財管理の支援
    • Web3、DAO(Decentralized Autonomous Organization:分散型自律組織)への移行支援プログラムの提供
    • 価値創出プログラムの構想および実証実験の支援
  • メタコミュニケーション®サービス
    ~「メタバース」の活用に関する実践的アプローチの提供~

    メタコミュニケーション®サービスでは、「メタバース」の活用を検討している企業を対象に、事業構想や新規事業構想などのコンサルテーションを提供します。バーチャル空間と現実空間の融合を促進するため、空間型のメタバースインターフェースの検討および実証実験環境の構築を支援します。また、必要に応じて外部パートナーとのコラボレーションのコーディネートも行い、より高度で先進的なメタバースの実現を目指します。

    主なサービスメニュー

    • 新規事業構想
    • マネタイズモデル設計
    • ビジネス検証のための実証実験実施・評価・システム実装
    • 空間型のメタバースインターフェースの検討および検証モデル構築の支援

サービス実績

  • ガーナ母子保健コイン

    ガーナでは、子供の成長障害が解決すべき課題の一つとなっています。それで私たちは、「食事データの記録」「栄養知識の提供」「インセンティブ付与」の3本柱で、健康保険への加入を促し、子供の健康的な成長を可能とする社会インフラを構築しました。母親が育児に関するクイズに答えることで、育児用品と交換可能なコインを得ることができます。
  • おひさまコイン

    電力会社様とのコラボによる実証実験です。一般家庭での自然エネルギー生産、利活用の活性化を促進します。一般家庭で生産された余剰電力を電力会社が回収し、グリーン電力を必要としている企業に提供します。一方、一般家庭は電力会社より余剰電力量に応じてビジュアルコインである「おひさまコイン」を受け取ることができます。おひさまコインを集めることで、アフリカへの育児用品支援が行えるなど「価値」と交換することが想定されました。
  • サクラタウンコイン

    「サクラタウンコイン」(一部店舗のみで利用可能)は、埼玉りそな銀行様・KADOKAWA様による地域通貨実証実験(期間:2021年11月1日(月)〜2022年4月10日(日))で、私たちはこちらでシステム構築、アプリ開発、保守点検と一気通貫でサービスを提供しています。このコインは、「ところざわサクラタウン」のみで利用可能な電子マネーですが、従来の電子マネーと異なり「おつり」があり、おつりにもランダムでキャラクターが付加される仕組みになっています。KADOKAWA様発行作品だけでなく、地元学生製作のキャラクターを採用するなどしており、地元コミュニティをも巻き込んだ地域活性化に寄与しています。

外部メディア掲載

リーダーシップ紹介

メタバース

佐藤 浩之シニアアドバイザー

約25年にわたり、通信業界において放送と通信の融合や、アジアでのJV運営などの様々な新規事業立ち上げに関わる。2009年にDocomo Deutschland GmbH(ドイツ)CEOに就任し、数々のM&Aにより欧州におけるグローバル基盤構築を牽引。2016年よりDocomo Digital(ロンドン)CEOとして、Google・Amazon等のOTT/各国のモバイルキャリアと連携したモバイルペイメントPF事業をグローバルに展開。2019年よりNTTドコモのマネージング・ディレクター、グローバル・パートナーシップ&イノベーション責任者を経て、現職。