リーダーシップ紹介

隈本 正寛Masahiro Kumamoto執行役員Partner Financial Services

Profile

約20年にわたり、銀行、クレジットカード業界を中心とした金融サービス業界にて、新規事業企画、市場参入に向けた戦略検討、経営管理・管理会計の高度化、業務改革、情報化構想などの幅広い領域でのプロジェクトを手掛ける。近年では、金融機関のデジタル革新(DX)に関する先進動向リサーチ、デジタル戦略策定支援、デジタル技術を活用した新規事業開発支援のほか、異業種企業に対するデジタル金融サービスへの市場参入支援などのコンサルティングに従事している。九州大学法学部卒。さくら銀行(現 三井住友銀行)、富士通総研を経て現職。

略歴

1998年
株式会社さくら銀行(現 三井住友銀行)入行
2000年
株式会社富士通総研 金融コンサルティング事業部 入社
2018年
株式会社富士通総研 金融グループ長
2020年
Ridgelinez株式会社 Financial Services Practice Leader

専門領域

「デジタル技術を活用した金融サービスの民主化に向けて」

金融サービスのデジタル革新(DX)を象徴するFintechは単に金融ICTを意味する概念でしたが、2000年代後半以降、リーマンショックを契機とした既存金融機関に対する信頼感低下やミレニアル世代以降の価値観変化に伴い、技術を活用した金融サービスの本質的変革を意味する概念へと変容しました。

我が国でも、金融機関やFintech企業によって、技術を活用した新たな金融サービスが数多く登場し、業界を取り巻く環境は大きく変化しています。加えて、人口動態や産業構造変化、長期化する異次元緩和策、COVID-19による行動変容など、金融サービス業界は、構造的、不可逆的な変化にさらされ、歴史的な転換点を迎えています。

金融サービスのあらゆる場面において、今、デジタル革新は着々と進んでいます。しかしFintechとは単なる金融のデジタル化のことではありません。Fintechの本質は、利用者を主体とした「人起点」の金融サービスです。この本質が実現できているかといえば、まだまだ途上と言わざるを得ません。

Ridgelinezは「人起点」での変革にこだわり、金融サービス業界のチェンジリーダーの皆さまと、デジタル技術を活用した金融サービスの利用者本位の変革、いわば「民主化」する一助になりたいと考えます。

 

メディア掲載・講演・寄稿

 

書籍